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岐阜高専現代GP 最終報告会に参加

2008年3月26日、岐阜高専現代GP「創発的なものづくりリテラシー教育活動」最終報告会に参加しました。
岐阜高専は文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択され、ロボット技術を中心にものづくりリテラシーの教育を地域を巻き込みいかにして展開するかを3年間取り組んできています(詳細はこちら)。
今回は小笠原講師が外部評価委員として出席しました。

岐阜高専正門です。
高専は岐阜県本巣市にあります。
名鉄の路面電車が廃止になりアクセスがやや不便になりましたが、「モレラ岐阜」が近くにできたことから今ではモレラ行きのバスを使って岐阜市内から伺うこともできるようになりました。

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榊原校長のご挨拶。
突然に校長先生が小型ヘリの操縦を始めて会場は一時騒然となりました(笑)。

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別室では教育用ツールやロボットの実機展示などが行われていました。

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マイクで話す奥川准教授。
早稲田大学WABOT-HOUSE研究所の客員研究員でもあり、研究のみならず様々な段階でのご協力をいただいています。
今回の現代GPでは活動の中心的な存在として大活躍されていました。

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発表では、ロボット技術の教育についてから、さらには地域社会、自治体や企業を巻き込んでの手法、さらに高専としてのプログラムであることから単位認定や評価といった問題についても紹介がありました。
分野も機械、電子技術から建築、さらに一般教育の先生も登壇されてのご説明。
教育をひとつのシステムとして機能させるための岐阜高専の教職員のみなさんの苦労を垣間見た感があります。

そして最後は河村地域技術開発・教育センター長からのお話があり終了となりました。
研究的側面だけでなく、地元の中学校やボランティア的な部分での協力を取り付けるなど、岐阜高専の総合力で展開されたプログラムだったことを改めて思い知らされます。

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外部評価委員の立場としては、岐阜高専が全体としての活動が十分成果を上げたことを示したうえで、地域社会との連携は大変時間がかかる困難なものであるがそれを達成することは長期的な目標として大事であり、是非今後も50年続けるくらいの気概で取り組んでいただきたいという旨お話しさせていただきました。

地域へ向けて優秀なエンジニアを送り出してきた岐阜高専。
今後もさらなる飛躍を期待したいと思います。
現代GPに関わっていらした先生方、事務局の皆さん、まずはお疲れ様でした。