2003年10月25日、農業フェスティバルの後にいくつか仕事があり、岐阜市の中心部へ戻りました。
古いJR岐阜駅がもうすぐ取り壊しになります。
ステーションデパートもあらかたテナントは閉まり、キオスクだけがぽつんと。
閉鎖と同時に高架線になった新しい岐阜駅には商業施設がさらに拡大オープンとか。
駅前の大岐阜ビルヂングも再開発のため解体中。
駅北側のハルビン街と呼ばれる問屋街が大きく変貌しようとしています。
これらは一見ロボットと関係ないようにも見えますが岐阜の産業構造が大きく動いている証拠でもあります。
そんな岐阜で、いま「総合型交通社会実験」が岐阜市などにより行なわれています。
名鉄の市内電車の廃止が検討されており、岐阜の未来の総合交通体系の確立のための大きな実験です。
トランジットモールや路面電車軌道敷内の自動車通行不可、安全島設置など、かなり大掛かりです。
画像右は新岐阜交差点の仮設の安全島。路面電車がLRT(Light Rail Transit)として生まれ変わろうとするこの時期、何とか都市の基盤施設として岐阜の市内電車も残ってもらいたいものです。
左は新岐阜電停の黒野行の電車。右は金公園(こがねこうえん)から柳ヶ瀬の商店街を望むところ。
この数ヶ月は交通問題の会合やシンポジウムが多数開催されており、地元市民の方々を中心として様々な意見を出し合っている状態です。
人と人が結びつく過程や手法というのも実は十分に我々の研究対象となります。
逆に言えば人と人が連携するというのはなかなかに難しいことなのです。
私たちも岐阜における様々な場面から学ぶことを考えてゆきたいと思っています。